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福岡市中央区の税理士七澤浩之のブログ~経営もランニングも計画と実行~

成長性分析とは(損益計算書分析、貸借対照表分析)

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成長性分析は、企業の売上高や規模などが過去と比較してどのくらい成長したか?を分析するものです。

2つの側面からみる成長性

成長性分析においては、損益計算書に着目した成長性分析と、貸借対照表に着目した成長性分析があります。

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損益計算書分析

大きなカテゴリーで分析

損益計算書の各勘定科目ではなく、大きなカテゴリー(「売上」、「売上総利益」、「営業利益」、「経常利益」、「税引き前当期純利益」、「当期純利益」)の各数値に着目し、過去と比較して、どのように変化したか分析します。

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特にチェックしたい事項

特に「売上」と経常的な利益である「経常利益」の過去との比較は重要で、状況により次のようなことが言えます。

売上UP-経常利益UP>売上高と利益が順調に拡大

売上DOWN-経常利益UP>売上が伸び悩むも、経営の効率化により利益拡大

売上DOWN-経常利益DOWN>販売不振で売上も利益も減少

売上UP-経常利益DOWN>売上拡大もコスト増が利益を圧迫

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貸借対照表分析

おおきなカテゴリーで分析

損益計算書分析同様、貸借対照表の各勘定科目ではなく、大きなカテゴリーの各数値に着目し、過去と比較して、どのように変化したか分析します。

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特にチェックしたい事項(総資本増減率、自己資本増減率、負債増減率)

・総資本増減率

前期の資本に対して当期の資本がどのくらい増減したかを示す割合で、前期と比較して資本が多くなっているほど、総資本の側面では、その企業が成長していることとなります。

総資本増加率={(当期末総資本-前期末総資本)÷前期末総資本}×100

自己資本増減率

なお、総資本は、負債と純資産の合計額ですので、総資本の合計が、自己資本の増加によるものなのか、それとも借入等負債の増加によるものなのかは、チェックしておく必要があります。

自己資本増減率(負債増減率)={(当期末-前期末)÷前期末}×100

※かならずしも借入の増加が悪いとは限りません。

企業の成長期など戦略的に借入を増やし、投資等を行っている場合もあると思います。その場合は、利益率と、利率の関係から借入に関する分析を行います。

・借入金利息の利率よりも事業利益率の方が高いケース

成長分野(市場)で今後も拡大が見込まれる場合、キャッシュフローに問題がなければ、借入をしてでも事業を拡大した方が有利になるケースがあり、その場合には、負債増減率の増加は経済的に合理的と言える場合があります。

・借入金利息の利率よりも事業利益率が低いケース

負債増減率はマイナス傾向にある方が良しとされます。

まとめ

最後に、成長性分析の全体像を以下にお示しします。

成長性分析は、過去との比較のほか、同業他所との比較も有効です。

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生産性分析(2)資本生産性とは

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資本生産性は、有形固定資産回転率、設備投資効率、労働装備率によって分析します。

有形固定資産回転率、設備投資効率、労働装備率

有形固定資産回転率

有権固定資産回転率は、設備投資がどのくらい売上高を生み出しているかを示す指標であり、有形固定資産に対する売上高の割合です。

有形固定資産回転率=(売上高÷有形固定資産(期中平均))×100

この比率は、高いほど良いと判断されます。

設備投資効率

設備投資効率は、設備投資がどのくらい付加価値(売上高)を生み出しているかを示す指標で、有形固定資産に対する付加価値の割合です。

設備投資効率=(粗付加価値÷有形固定資産(期中平均))×100

分子が付加価値であり、これが多いほど生産性が高いことになるので、この比率が高いほど良いと判断されます。

労働装備率

労働装備率は、従業者一人あたりの設備資産の有り高です。

労働装備率=(有形固定資産÷従業員数(期中平均))

設備投資は、合理化の状況を示し、固定資産が多いほど、合理化が進められていると考えらるため、この比率が高いほど良いと判断されます。

事業再構築補助金動画「第一回公募終了~事業計画作成アドバイス~」をみて

中小企業庁より、「事業計画作成アドバイス」の動画が出ています。

動画は、おおきく「事業計画書の策定」についてと、「事業計画書の体裁」についての2つ分けれるのではないかと思います。私なりの解釈も入りますが、参考までに内容をまとめてみました。

なお、ブログ中、四角で囲まれている部分は動画中、お話されている部分ですが、一語一句正確ではありません。

www.youtube.com

事業計画書の策定について

まず、動画ではフィリップを使い、「事業計画書の策定」について話されています。

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(注:上記図中①・②(ア)(イ)は筆者挿入)

コロナで消えた売上がある。ホールケーキ状態だったものが、コロナによって船型に。

消えた売上どう補う?事業再構築をどうするよ?

事業計画書の策定における思考過程

①まずは、たどりつきたい「理想」を考える

②現状と、理想の差がある。

③「現状」と「理想」の差をどう埋めるか?(課題と戦略をどうするか)?

 (ア)高さの部分だけお客さんが増えるはず(顧客規模)

 (イ)新たな製品・サービス&確かな技術で増やす

思考したものを言語化する

顧客を増やす(理想の)ために、いまある確かな技術に新たな製品・サービスを加えてスタートするよ。これを言葉・文字で書かれたもの、「事業計画書」

事業計画書の体裁について

つぎに事業計画書の体裁についてのお話がありました。

まずはシンプルに

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まずは、事業計画書はシンプルに書く必要があることについてお話しています。 

(↓こんなことを動画中言われてます。)

つまるところ、何を作ってた人が

何を作る訳?焼き肉屋がラーメン屋になる、そういう話、みたな、だったらそう書いてよみたいな

いままではこれをやっていたけど、

今度はこれをやります。すぱっと書いた方が良い。

事業が大変な状況、現況やっていることをダラダラ書くのではなく、何をするのかをシンプルに書く必要があります。

第一回の応募が2.2万件あり、不備等で応募要件を満たさないものを除くと、実質的な応募は1.9万件でした。どのくらい人数で審査されているかはわかりませんが、ダラダラ書くより、シンプルな方が審査する方の印象は良いと思われます。

理由、「なぜ」を書く

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何をするかをシンプルに述べたら、その次は、なぜその事業を選んだのか、理由を書く必要があることにつきお話されています。

当たり前と言えば当たり前なのかもしれませんが、ここで重要なのは、理由は当然のべると同時に、新規事業と既存事業の関連性を説明することではないかと思います。

「これをやる」

「なぜなら、この新規事業は、いまやってる事業のノウハウ(設備)が活かせるから」

のようなイメージでしょうか。書いてるけど、上手に言語化・抽象化できてないのかもしれません。

話はそれますが、新規開業者が日本政策金融公庫から融資を受ける際にも、起業する事業の内容が、経営者のもっているノウハウに基づくものであるかどうかは審査におけるポイントとなるようです。

1個前の動画で、事業計画書を書くことで、自社の強みの自己認識ができた、というような申請者の声が紹介されていました。強みを具体的に書き、その強みが次の事業の売上につながることを、老若男女誰が読んでもわかるように、大いにアピールする必要があるのではないかと思います。

unnunkannung.hatenablog.com

理由なし、根拠なしでは、判断(審査)できない

(こういう事業・理想がある)

(理想の)お客さんの規模がどれくらいあるのか?

 どういう製品・サービスを具体的に展開するのか?

(その製品・サービスは)なぜ、あなたの技術で提供できるのか?

をコンパクトに整理されていると、

こういう理想像にいきたい

そのためにこれくらいのお客の数をとりたい

そのために、こういうサービスを、これくらいの技術でやりたい

そうするといくらくらい投資がいるかわかる

ということを話されています。

いいかえれば、理由や規模を抜きにした文章だけで、金額を提示されても、うまくいくかどうかわからないし、金額の妥当性も判断できないよ、と言いたいのではないかと思われます。

市場規模の把握について

新たに行う事業の市場規模の把握の部分で、次のようなことを話されています。

お客さんの規模を推定するなんてどうすりゃいいの?わかんないよ、とりあえず感覚的、・・・、それを超えていかないと事業再構築にならない、ということを気付くきっかけにしてほしいなぁ 

「それを超えていかないと事業再構築にはならない」とお話されているように、事業再構築のための補助金を得るためには、何かしらの方法での市場規模の把握、売上アップの根拠を説明する必要があるのではないかと思います。

最後に

何度も申請できる

事業再構築補助金は、申請してダメでも、何度でも申請出来ます。

申請者以外の方も見てほしい

事業計画書に関する部分は、前半の10分程度です。

補助金の申請をされてない方でも、今後何かしらの理由で事業計画書を作るに当たり、とても、参考になることをおっしゃっておられると思います。前回の動画に合わせて、是非ご覧ください。

参考

「第1回公募結果の概要について」(中小企業庁

https://jigyou-saikouchiku.jp/pdf/result/koubo_kekka_gaiyou01.pdf

「事業再構築補助金」(中小企業庁

https://jigyou-saikouchiku.jp/

 

(注)ブログの記載内容によって被った損害・損失については一切の責任負いかねます

走るときにのエネルギー~ミトコンドリアとエネルギー産出~

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走るときにエネルギーとなるもの

走るとき(走るときに限らず運動するとき)は、「糖」と「脂肪」が変化してエネルギーになります。

「糖」と「脂肪」の保有

色々とブログを徘徊していると、体内に蓄えられている「糖」と「脂肪」の量は、圧倒的に「脂肪」の方が多く、その量「糖」が500g程度であるのに対して、「脂肪」は数キロ。私なんか、相当量「脂肪」を保有している自信があります(笑)

運動量と「糖」「脂肪」の利用比率の関係

最初に述べたように、これら「糖」や「脂肪」が化けてエネルギーに変化することになるのですが、エネルギーに化ける時の「糖」や「脂肪」の利用比率は、安静時は「糖」1に対して「脂肪」は2と脂肪の利用割合が高くなっています。

ですが、運動強度が増すにつれて、「糖」の利用比率が増し、運動強度が増すにつれて、少ない「糖」がどんどん使われていきます。

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なお、「糖」の利用比率が急激に高まる転換点を「乳酸性作業閾値(LT値)」と言います。

糖が枯渇してからでは遅い

「脂肪」が多く、「糖」が少ないのなら、「糖」を使い切ってから、「脂肪」を使えばいいじゃん!と思ってしまいますが、「脂肪」はエネルギー化するのに時間がかかるため、「糖」が枯渇すると、エネルギー切れで走れなくなってしまう可能性があります。

よって、「糖」をいかに温存化するかが、マラソンのポイントとなります。

「糖」「脂肪」のエネルギー化について

エネルギーを作るミトコンドリア

「糖」や「脂肪」は、それぞれ違う方法でエネルギー化するのではなく、ミトコンドリアという細胞に取込まれることによってエネルギー化します。ミトコンドリアがエネルギー生成工場なのです。

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ミトコンドリアの量と脂質の利用割合

そして、このエネルギー生成工場であるミトコンドリアは、増えれば増えるほど、「脂肪」を使ってエネルギーを作ろうとするようになります。

ミトコンドリアの量を増やすことが肝

ラソンのポイントはいかに「糖」を温存するかです。言い換えれば、いかに沢山ある「脂肪」を使うか、なのですが、そのためには、ミトコンドリアを増やすことが肝となります。

どうやってミトコンドリアを増やす?

どうすれば増える?

では、どうやったらミトコンドリアは、増えるのでしょうか?

ミトコンドリアについては、雑誌等で勉強する必要があると思いますが、巷で良く見聞きするのは、「エネルギーの枯渇した状態を作る」ことでミトコンドリアの増加するそうです。

恐らく、エネルギーが足りなくなると、脂肪からエネルギーを産出しようとミトコンドリアが増加するのでしょう。

エネルギーの枯渇した状態になるには?

では、どうやったらエネルギーの枯渇した状態になるのでしょうか?例えば、インターバルトレーニングなど強めの運動を行うことによってエネルギーを使ってしまうことや、プチ断食などカロリー制限を行うことでエネルギーの枯渇した状態になれます。

実験

自分自身で実験

ということで、自分自身で実験してみたいと思います。

現在平日3回ランニングをしておりますが、その3回を強度の高いトレーニングにあて、週末はジョギングという流れにしたいと思います。

断食は、

高強度トレーニングの内容

・インターバル

閾値

・坂ダッシュ

・ガチユル走

実験結果

私の10キロのベストタイムは44:45(≒4:28/km)なのですが、最近このタイムで走ることが全然できていません(4:45/kmも厳しい)。ので、秋ごろ、涼しくなってからそのタイムを上回ることが出来れば、成功ということで、夏の暑い時期頑張りたいと思います。

ミトコンドリア増える>脂肪でエネルギーが沢山産出>糖を温存>ラストスパート!という流れを想像しています。

余談ですが、「糖」は、ミトコンドリアに取込まれなくても、エネルギーを産出するそうです。「脂肪」は、ミトコンドリアに取込まれる必要があるので、エネルギー化に時間がかかるんでしょうね。

ミトコンドリアの増加はダイエットに繋がる?

ミトコンドリアは脂肪を食べて、エネルギーを作り出します。ミトコンドリアが増えれば、沢山の脂肪をミトコンドリアが喰ってくれるわけでして、となると脂肪が減って体重が減るのではないか?引き締まったBODYになるのではと、ひそかに思っております。そっちも期待

生産性分析(1)労働生産性とは

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労働生産性は、従業員一人当たり売上高、従業者一人当たり粗付加価値額、労働分配率によって分析します。

一人当たり売上高、一人当たり粗付加価値額、労働分配率

従業員一人当たり売上高

従業員一人当たり売上高は、従業員一人当たりどのくらい売り上げをあげたかを示すもので、人的な生産効率を示します。

従業員一人当たり売上高=(売上高÷従業員数(期中平均))

従業員一人当たり粗付加価値額

従業員一人当たり粗付加価値額は、一人辺りどのくらいの付加価値を生み出しかで、生産性比率のなかで特に重視されるものの一つです。

従業員一人当たり粗付加価値額=(付加価値額÷従業員数(期中平均))

※粗付加価値額=税引前当期純利益+人件費+支払利息割引料+減価償却

労働分配率

労働分配率は、付加価値に対する従業者への分配額である人件費の割合です。

労働分配率=(人件費÷粗付加価値額)×100

生産性と労働分配率

企業により生み出された付加価値は、それを生み出すのに貢献した従業者等に分配されるが、その割合を示すのが労働分配率です。

数値としては、低ければ低いほど利益が蓄積されるので、良いとされる。生産性の観点からみれば、分配率の低さ(人件費水準の低さ)は従業員の働く意欲を欠如させ、生産性を落とす可能性があります。

労働者への分配が、生産性を維持若しくは上げるために適切なバランスがどの程度かを労働分配率によって把握する必要があります。

 

生産性分析とは(労働生産性分析、資本生産性分析)

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収益は、生産性が高くなればなるほど、大きくなります。

生産性分析は、収益性分析を補完するものであり、収益性の基礎となる生産性を分析するものです。

2つの側面からみる生産性

生産性分析は、大きく次の2つに分類して分析を行います。

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労働生産性

労働生産性とは、生産を担う労働者と売上や付加価値の関係を示したものになります。

unnunkannung.hatenablog.com

資本生産性

資本生産性とは、収益を生み出す設備と売上や付加価値の関係を示したものになります。

unnunkannung.hatenablog.com

生産性分析の全体像(参考)

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事業再構築補助金動画「第一回公募終了~その傾向と参考事例~」をみて

先日採択された事業再構築補助金について、中小企業庁より動画が出ているので、ポイントだけを纏めてみました。

お話の内容は、「応募採択概要」と「事業計画書」に関することがメインでした。

第1回応募概要等

応募件数及び採択件数について

第1回の応募件数は、約2万2千件

うち提出書類の不備等で要件を満たさなかったものが約3千件ほどあったため、実質の応募は、約1万9千件。1万9千件の応募うち、採択されたのは、8千件(採択率42%)という結果。

業種別応募件数

応募の多い業種を並べると、

1番 製造業(約5千件)

2番 宿泊業・飲食サービス業(約3千件)

3番 卸売業・小売業(約3千件)

4番 生活関連サービス(約1千件)

なお、補助金の使途について、1番の製造業は、設備投資が多く、2番の宿泊業・飲食サービス業は、デリバリーやセントラルキッチンが多い。

事業計画書について

申請者の声

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「事業の経営戦略を認定経営革新等支援機関と一緒に造ってみてよかった」という意見が多数。

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 「今回、事業計画策定で事業を言語化しことにより、中小企業の個々の価値や強みを伝えることが出来るようになった。」という申請者の声があり、事業計画を策定することが、自社の強みの認識に繋がっている模様

事業計画書作成のポイント

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申請のための、事業計画書は、15ページ以内(補助金額1,500万円以下の場合は、10ページ以内)で作成する必要がある。

動画中、中小企業庁の方が、

「この問題に絞って、ここにいきま~す、と言い切れた人が成功するんです」、「成功しそうな事業計画ほど、コンパクトにまとまっている」

と述べている。

15ページを埋めるために沢山のやりたいことを書くのではなく、重点項目(ポイント)を絞って、その重点項目について事業計画書を作成することが求められているものと思われれる。

根拠が弱い

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根拠が無い(弱い)事業計画書があることを指摘をしている。

(例)宿泊業 

「大宴会場を、コワーキングスペースとして活用すると360人の宿泊客が550人になる。」と記載してあるが、根拠なし。

 (例)製造業

「植物エキスを抽出する設備を導入しエキスの市場を作る」との事業計画につき、誰が、幾らで、どれ位買うか?の説明が無い。

ポイントを絞り、根拠を備えた事業計画書の作成が必要 

根拠がなければ、販売予測をするのが困難であり、販売してみなければ市場はわからないという事業計画書になってしまう。採択されるためには、根拠を記載した事業計画書の作成が必要。

参考

「第1回公募結果の概要について」(中小企業庁

https://jigyou-saikouchiku.jp/pdf/result/koubo_kekka_gaiyou01.pdf

「事業再構築補助金」(中小企業庁

https://jigyou-saikouchiku.jp/

 

(注)ブログの記載内容によって被った損害・損失については一切の責任負いかねます

エクセルでカレンダーを作成

エクセルでは、カレンダーを作成することも出来ます。

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エクセルカレンダーの作成順序

順序1

エクセルを開き、「ファイル」をクリック

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順序2

「新規」→「カレンダー」の順に進みます。

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順序3

ひな形を選択

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どの年度にも対応する月単位のカレンダー

私はどの年度にも対応する月単位のカレンダーを選択

年度と月を選択すれば、その月の曜日と日数が自動で設定されます。

週の頭を何曜日にするかも選択でき、便利です。

沢山のひな形

エクセルカレンダーには、年単位のものから月単位、週単位のものまで様々なひな形があり、用途に合わせたカレンダーが作成できます。

 

 

安全性分析(2)健全性分析とは

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健全性分析とは、安全性分析のうち、特に長期的な視点に基づく支払能力を分析するものです。

資本構造分析と投資構造分析

少し詳しく述べると、資金調達がどのように行われているか、その資金の運用のバランスはどうなのか、について分析するものです。

資金調達がどのように行われているかについての分析を、資本構造分析、資金の運用バランスについては分析を、投資構造分析と言います。

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資金構造分析

資金構造分析は、自己資本比率と負債比率、借入金依存度の3つの視点で分析します。

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自己資本比率

自己資本比率は、資本のうち返済不要な自己資本がどのくらいあるかを示しています。

自己資本比率=(自己資本(B)÷総資本(A))×100

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この比率が高いほど、借入金などの負債への依存度が低いことを示します。

負債比率

負債比率は、自己資本に対する負債の割合です。

負債比率=(負債(C)÷自己資本(B))×100

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一般的に、負債の金額は、自己資本の範囲内(負債比率が100%以下)が良いとされ、負債比率が低ければ低いほど、健全性が高いと評価されます。

借入金依存度

借入金依存度は、資本に対する借入金の割合です。

借入金依存度=(借入金(D)÷資本(A))×100

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事業活動のために調達した資本のうち、借入金による調達がどのくらいあるかを示します。短期的に見れば、借入金依存度は低い方が安全性が高いと言えます。

しかし、成長期等の場合によっては、戦略的に借入金が増えることもあるため、状況に応じた判断が必要となります。

投資構造分析

投資構造分析とは、資本とその運用形態のバランスはどうかについて分析するものですが、主として資本と固定資産のバランスを分析します。

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投資構造分析は、固定比率と固定長期適合比率の2つの視点で分析します。

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固定比率

固定比率は、自己資本に対する固定資産の割合です。

固定比率=(固定資産(A)÷自己資本(B))×100

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固定資産については、長期にわたり収益を得ることを目的に保有する資産であることから、固定資産に投下される資本は、理想的には返済不要な自己資本によって賄われることが安全性の観点から良いとされます。

従って、固定比率は、100%以下が望ましく、その割合が低ければ低いほど、健全性は高いと判定されます。

固定長期適合率

固定比率は、自己資本と固定資産の割合でしたが、固定長期適合率は、自己資本に長期に渡って返済される固定負債を加えた数字と固定資産の割合です。

固定長期適合率={固定資産(A)÷(自己資本(B)+固定負債(C))}×100

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固定資産に投下される資本は返済不要な自己資本か、長期にわたって返済される固定負債で調達されることが安全で望ましいと考えられるためです。そのため、固定長期適合リスは、100%以下が望ましく、その割合が低いほど健全性は高いと判断される。

まとめの図

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安全性分析(1)流動性分析とは

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安全性分析のうち、特に短期的な視点に基づく支払い能力を分析するものを流動性分析と言います。流動性とは、会社(事業)の短期的な負債(支払義務)と資産(支払手段)との関係を示すものです。

流動性分析の代表的なものとして、流動比率当座比率があります。

流動性比率と当座比率

流動比率

流動比率は、流動性分析のうち最も重要視される比率で、一般的には200%以上が望ましいとされます。流動比率は次の式で求められます。

流動比率=(流動資産(A)÷流動負債(C))×100

当座比率

当座比率は、流動資産のうち、より支払い手段として確実性の高い当座資産を用いて安全性を分析するもので、次の式で求められます。

当座比率=(当座資産(B)÷流動負債(C))×100

貸借対照表の区分

流動比率当座比率で用いられる用語については、次の通りになります。

流動資産(A):事業年度終了の日から1年以内に現金化されるもの

・流動負債(C):事業年度終了の日から1年以内に現金を支払うもの

当座資産(B):換金性の高い流動資産から棚卸資産など現金に販売を要するものを除いた部分

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比較

数値の良しあしを判断するにあたっては、前期比較や、同業他社比較、同規模程度の他社比較が有効です。

安全性分析とは(流動性分析・健全性分析)

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安全性分析は、買掛金や借入金などの負債を期日までに返済するための現預金などを保有し、債務支払能力があるか否かを分析するものです。

2つの側面からみる安全性

安全性の分析にあたって当事務所では、次の2つに分類して分析を行います。

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流動性分析

流動性分析は、安全性分析のうち、特に短期的な視点に基づく支払能力を分析するものです。

unnunkannung.hatenablog.com

健全性分析

健全性分析は、安全性分析のうち、特に長期的な視点に基づく支払い能力を分析するものです。

unnunkannung.hatenablog.com

貸借対照表を性質ごとに区分して分析

安全性分析については、貸借対照表を性質ごとに区分して分析を行います。よって、会計処理を間違えてしまうと、適切な安全性が示されてしまいますので、勘定科目の設定、会計処理には注意が必要です。

安全性=信用度

安全性は長期・短期の支払い能力を把握するものです。取引先や銀行から見れば、掛売り取引を行っても良いだろうか?お金を貸しても良いだろうか?という視点でみられることになり、信用度を示すものとなります。

安全性分析の全体像(参考)

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収益性分析 (3)活動性(回転性)とは

活動性(回転性)は、効率性を示す指標です。回転って考えると何の指標?ってなっちゃいますが、効率性の指標となります。

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総資本回転率

効率性を分析するに当たっては、主として総資本回転率が用いられます。

総資本回転率=売上高÷総資本(期中平均)

で求められます。

なぜ回転という言葉が使われるのか?

総資本と自己資本のところで少し説明しましたが、資本は、事業活動を行うにあたり元手となるものです。事業活動は、元手である資本を使って、商品などの資産を購入し、その資産の売上によって利益を得ることを目的としております。そして、回収した現金を元に、資産を購入し、売上を上げます。事業活動は、この繰り返しです。よって、"回転"という言葉が使われています。

f:id:unnunkannung:20210621151631p:plain(←事業サイクル)

回転率が大きい方が効率的

売上高が200万円、総資本が100万のA社(2回転)と、売上高が400万円で、総資本が100万円のB社(4回転)ならB社の方がより資本を効率的に事業活動に使っていると言えます。

効率性を阻害する要因

事業活動は、元手→商品購入→商品販売→現金回収→商品購入→商品販売→現金回収→・・・の繰り返しです。この繰り返しで回転率は上がっていきますが、なかなか回転率が上がらないというケースがあると思います。そのような場合は、次の要因について考えてみてください。

商品販売後、売上債権化され、なかなか現金化されないケース

この場合には、販売するための商品を購入できないため、事業サイクルが滞ってしまい、回転率が下がります。このような場合には、取引先に現金取引に変えてもらうなど、現金化へのスピードを速める方法を考える必要があります。

棚卸資産が多いケース

現金回収後、商品を購入したが、なかなか売れない商品がある場合にも、事業サイクルが滞ってしまうので、回転率が下がります。売れない商品は、値下げして売却する、売り方を変えるなど、売上につなげる方法を考える必要があります。

売上に直結しない固定資産があるケース

売上に直結しない固定資産がある場合、それば本当に事業に必要なものかどうか考える必要があります。

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調達源泉と運用形態

元手である資本(調達源泉)は、現金の他、債券・商品・固定資産に変化(運用形態)し、収益に寄与します。運用形態に収益に結びつかないものがある場合、それは事業サイクルの円滑化を滞らせ、回転率を落とす結果となります。運用形態の中身については、少なくとも決算期には見直す必要があると思います。

回転率の基準

回転率については、期間比較や同業他社との比較が有効です。

もし、期間比較で回転率が落ちている場合、債権の回収サイトや滞留在庫の存在、不要な固定資産がないかチェックをしてみましょう。

収益性分析 (2)取引収益性とは

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取引収益性とは、取引についての採算性、売上と利益のバランスを示す指標です。

売上高経常利益率

一般的に取引収益性の収益には、企業の営業活動と財務活動から毎期発生する収益を用います。

営業活動と財務活動

営業活動とは、会社(事業)が行っている、いわゆる"本業"に該当します。

財務活動とは、事業活動を行うための借入や売上で得た現金を他に貸し付けることや、株などの投資をイメージして頂ければいいと思います。損益計算書上は、支払利息や受取利息、受取配当金などが財務活動をおこなうことによって生じるものとなります。

経常利益と売上のバランスが取引収益性

従いまして、営業活動と財務活動から生じる収益といえば、経常利益となり、経常利益と売上とのバランを示す売上高経常利益率が取引収益性の指標となります。

売上高経常利益率=(経常利益/売上高)×100

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高い方が良いか?低い方が良いか?

 もちろん、利益率が高い方が良いですが、他の数値同様、前年比較や同業他社比較によって、自社独自の適正数値を把握していくことが重要です。