スマートフォン解析

お歳暮 何贈る?いくら出す?法人の得意先や仕入先に対するお歳暮はいくらでも大丈夫なのか?

おはようございます。ZeKuです。

先日同窓会があり、今年 不動産会社(法人、同族会社)を設立した旧友にこんな質問をされました。「お歳暮っていくらでもいいとかいな?」

【お歳暮は〇〇円まで。超えると損金不算入!】みたいな規定みたことないので、お決まりの「常識の範囲内で送っておき~。」と言ったのですが・・・

1、お歳暮は交際費、広告宣伝費?

(1)交際費とは

 【交際費とは、交際費、接待費、機密費その他の費用で、法人が、その得意先、仕入先その他事業に関係のある者等に対する接待、供応、慰安、贈答その他これらに類する行為のために支出する費用といいます。

 ただし、一定のものは除かれます。】

 と、規定されています。従って、行為自体は、得意先や仕入先等に対する贈答行為なので交際費に該当すると考えられます。

 なお、中小法人の場合、交際費のうち年800万円は損金(≒費用)に算入され、800万円を超える部分は損金に算入されません。

(2)お歳暮に自社名の入ったカレンダーや手帳等を送った場合

 得意先や仕入先等に対する贈答行為であっても、その物品がカレンダーや手帳等の場合には、交際費ではなく、広告宣伝費等に該当します。

 これは、ただし、一定のものは除かれます。と私が文章を端折った部分に該当するのですが、詳しくは、こちらをご覧ください(→No.5265 交際費等の範囲と損金不算入額の計算|法人税|国税庁)。

2、お歳暮はいくらでもいいのか?

 次は金額について。

 これについて、ネットや書籍を調べてみましたが、「〇〇円まで」という規定は存在しません。一部少額物品云々のくだりはありますが、あれは売上割戻し係るものであるため、お歳暮については、適用されてないと考えられます。

 従って、「社会通念上常識の範囲内で送ってください」としか言いようがありません。

(1)常識の範囲を超えると・・・

 常識の範囲を超えと寄付金に該当すると考えられます。

(2)寄付金に該当すると・・・

 寄付金に該当すると限度計算が生じ、損金にならない金額が生じてきます。

 なお、中小法人の場合、交際費に該当すれば800万円を超えない限り限度計算は生じませんが、寄付金は一円でも支出すれば限度計算が生じます。

(3)得意先・仕入先等に対する影響

 また、送られてきた先(得意先、仕入先)には受贈益が生じ、税金の課税の対象となります。

 なので、貰って嬉しいものならいいのですが、自己満足的な物品(高額な絵画や陶芸品など)をもらって、それに対して税金が課されてしまうと、今後の取引に影響が出かねませんので注意が必要ですね。

3、社会通念上の常識の範囲内とはいくら?

 よく言われますね。「社会通念上の常識の範囲内っていくら?」と。

 はい、わかりません。人によって常識なんて異なりますよね。

 だけど、お歳暮って挨拶みたいなものですよね?「今年一年ありがとう。来年もよろしく!」という。挨拶に何万円もかけますか?って話。

 そしたら、得意先との取引金額によって、多少差が出てくる場合もあると思いますが、おのずとお歳暮(挨拶)にかける金額なんてみえてくると思うんです。

4、最後に

 結論を出したようで、出していない。出ていないようで、出している結論になってしまいました。ただ、ネットを徘徊していると5,000円程度が相場みたいですね~。

広告を非表示にする